初めての宅建士資格試験重要過去問

解けなかったら合格できない重要過去問をピックアップしていきます

宅建士試験過去問 権利関係 相続 1-50 平成15年

Aが死亡し、それぞれ三分の一の相続分を持つAの子B、C、D(他に相続人はいない)が全員、単純承認し、これを共同相続した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、相続財産である土地につき、遺産分割協議前に、BがCとDの同意なくB名義に所有権移転登記をし、これを第三者に譲渡し、所有権移転登記をしても、CとDは、自己の持分を登記なくして、その第三者に対抗できる。
2、相続財産である土地につき、BCDが持分各三分の一の共有相続登記をした後で、遺産分割協議により、Bが単独所有権を取得した場合、その後で、Cが登記上の持分三分の一を第三者に譲渡し、所有権移転登記をしても、Bは、単独所有を登記なくして、その第三者に対抗することができる。
3、相続財産である預金返還請求権などの金銭債権は、遺産分割協議が成立するまでは、相続人三人の共有に属し、三人全員の同意がなければ、その債務者に弁済請求できない。
4、Bが相続開始時に、金銭を相続財産として保管している場合、CとDは、遺産分割協議成立前でも、自己の相続分に相当する金銭を支払うように請求できる。



建太郎「むむっ……。宅建の相続の問題って条文レベルだったんじゃないのか?難しいだろこれは」
胡桃「そうかしら?基本的な判例の知識を問う問題よ。確実に得点したい問題だわ」
建太郎「この問題が基本なのかよ……」
胡桃「まず、1から見ていくわよ」

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マンガやゲームなどは手の届かないところに

マンガやゲームなどは手の届かないところに

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マンガやゲーム等は、受験生にとっては、勉強の妨げになりやすいものです。

勉強していても、自分の部屋にマンガやゲームがあるとついつい、惹かれてしまって、いつの間にか、勉強をそっちのけで、マンガやゲームに夢中になってしまう。

マンガやゲームに夢中になってふと気付くと、もう寝る時間。

「今日も勉強できなかった……」

と自己嫌悪に陥ってしまう。

そんなことの繰り返しで、いつまでも勉強できないでいると、受験にも影響してくることは間違いありません。

いつかは、勉強に専念しなければならないわけです。

ではいつからか?

今日からです。

たった今から、勉強に専念しましょう。

「今日は遊ぶけど、明日から頑張るから……」

と言っていると、何度もその繰り返しで、いつまでも勉強できません。



「でもなかなか始められなくて……」

それなら、妥協しましょう。

マンガやゲームに誘惑されてしまうというのでしたら、今日中に、マンガやゲームを段ボール箱などにしまって、簡単に取り出せない天袋等にしまってしまいましょう。

今日中に自分の部屋を勉強以外にやることがない環境にしてしまうのです。

一冊だけは手元に残したいという甘えは禁物。

全部、しまってしまいましょう。

そうすれば、明日からは、必然的に勉強するしかなくなるはずです。

宅建士試験過去問 権利関係 遺言 1-49 平成17年

遺言及び遺留分に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、自筆証書による遺言をする場合、証人二人以上の立ち合いが必要である。
2、自筆証書による遺言書を保管している者が、相続の開始後、これを家庭裁判所に提出して検認を経ることを怠り、そのまま遺言が執行された場合、その遺言書の効力は失われる。
3、適法な遺言をした者が、その後さらに適法な遺言をした場合、前の遺言のうち、後の遺言と抵触する部分は、後の遺言により、取り消したものとみなされる。
4、法定相続人が配偶者Aと子Bだけである場合、Aに全財産を相続させるとの適法な遺言が為された場合、Bは遺留分権利者とならない。


胡桃「この問題は、何を問う問題か分かるわね?」
建太郎「相続に関する問題だよね。条文レベルだというのは、初心者の俺でも分かるよ」
胡桃「宅建試験の相続関係の出題は条文レベルだから、確実に得点できるようにしておくべきよ。まず、自筆証書遺言って、何?ということから検討するわよ」

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宅建士試験過去問 権利関係 取得時効 1-48 平成10年

所有の意思をもって、平穏かつ公然にA所有の甲土地を占有しているBの取得時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

1、Bの父が15年間所有の意思をもって平穏かつ公然に甲土地を占有し、Bが相続によりその占有を承継した場合でも、B自身が5年間占有しただけでは、Bは時効によって、甲土地の所有権を取得することができない。
2、Bが2年間自己占有し、引き続き18年間Cに賃貸していた場合は、Bに所有の意思があっても、Bは、時効によって、甲土地の所有権を取得することができない。
3、DがBの取得時効完成前にAから甲土地を買い受けた場合には、Dの登記がBの取得時効完成前であると後であるとを問わず、Bは登記がなくても、時効による甲土地の所有権の取得をDに対抗することができる。
4、取得時効による所有権の取得は、原始取得であるが、甲土地が農地である場合は、Bは、農地法の許可を受けた時に限り、時効によって甲土地の所有権を取得することができる。


胡桃「これも簡単な問題だわね」
建太郎「そうか?難しい選択肢があるけど……」
胡桃「それでも、基本的なことが理解できていれば、消去法で正答を見つけられるはずよ」

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音楽を聞きながらの勉強?

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苦痛な勉強を少しでも和らげようということで、音楽を聴きながら、勉強している人もいるのではないでしょうか。

いわゆる、「ながら勉強」といわれる勉強で、効率の悪い勉強と言われています。

「ながら勉強」というのはよくありません。

音楽に限らず、テレビを見ながらの勉強や、関係ない話を友達と話しながらの勉強も効率が悪いです。

しかし、音楽と言っても、曲によっては、プラス効果をもたらすものもあるといわれています。

特に、クラッシック音楽などの歌詞のない曲を聞きながらの勉強は、効率が上がることがあるといわれています。

和田秀樹著の「受験は要領」という本によれば、

「歌詞がある曲は気が散りやすいので、BGMは歌詞のない曲に限るべきだ。」とのことです。

歌詞があるとついつい、歌詞をたどってしまう為、つられて歌ってしまったり、頭の中が歌詞のイメージになってしまって、効率が悪いようです。

また、歌詞がなくても、「ロック」や「ジャズ」 等のバード系の局はうるさすぎるので勉強の妨げにしかなりません。

もちろん、個人差はありますので、ちょっとでも音楽がかかっていると気が散ってだめだという方は、無理して、音楽をかけないほうがいいでしょう。

参考にしてください。

宅建士試験過去問 権利関係 消滅時効 1-47 平成17年

Aが有する権利の消滅時効に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

1、Aが有する所有権は、取得の時から、20年間行使しなかった場合、時効により消滅する。
2、AのBに対する債権を被担保債権としてAがB所有の土地に抵当権を有している場合、被担保債権が時効により消滅するか否かに関わらず、設定時から10年経過すれば、抵当権はBに対しては時効により消滅する。
3、AのCに対する債権が、CのAに対する債権と相殺できる状態であったにもかかわらず、Aが相殺することなく放置していたために、AのCに対する債権が時効により消滅した場合、Aは相殺することができない。
4、AのDに対する債権について、Dの消滅時効の完成後に、Aに対して債務を承認した場合は、Dが時効完成の事実を知らなかったとしても、Dは、完成した消滅時効を援用することはできない。


胡桃「これも簡単すぎる問題だわね。何の問題かは分かるわね?」
建太郎「消滅時効の問題だろ。消滅時効って、取得時効ほどは論点ないよな」
胡桃「そうね。宅建試験では、条文レベルの出題だから、知っているかどうかだけの問題よ。まず、消滅時効と何かから見ていくわよ」

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資格試験の勉強は、インプットとアウトプットをこなすだけ

資格試験の勉強は、インプットとアウトプットをこなすだけ

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資格試験の勉強は、二段階に分けて行うことになります。

最初にやることは、資格試験で出題される範囲の基本的な知識を詰め込むことです。

条文や判例を暗記することですね。

資格スクールの講座で勉強しながら、そうした知識を詰め込んでいきます。

この段階のやり方は、人により違います。

まとめノートを作る人もいれば、テキストを徹底的に暗記するのもよいでしょう。

とにかく、自分なりの覚えやすい方法で徹底的に覚えていきます。

資格スクールでは、この作業のことを『インプット』と呼んでいます。



インプットを終えたら、(もちろん、インプットと同時にやっても構いませんが)次にやるべきことは、問題を解くことです。

数学で考えると分かりやすいと思います。

どんなに、公式を覚えても、問題を解く練習を行わなければ実力は身につかないものですよね。

暗記中心の資格試験でも、実際に問題を解く練習は必要です。

テキストはすらすら読めても、問題を前にすると、答えが思い浮かばないということもあるからです。



この段階でやることは、誰もが同じです。

どの問題集を使うかが、人によって違うだけです。

最初に過去問をやり、予備校の模擬試験に取り掛かるというのが王道パターンといえるでしょう。

資格スクールでは、この段階のことを『アウトプット』と呼んでいます。



インプットとアウトプット。この二つを満遍なくこなしてこそ、実力が身につくわけです。

テキストだけ読んで、問題は全く手をつけない。というのでは、問題を解くことはできません。

逆に、問題は解くけど、テキストは読まない。というのでは、断片的な知識しか身につかず、応用的な問題や、引っ掛け問題なんかが出ると、対応できなくなってしまいます。

テキストと問題集の両方を抜かりなくこなすことが合格につながるのです。